トップページ > ハイキング&ウォーキング > 縄文杉コース | 更新日:2021年04月30日 |
2008年10月10日(金曜日) 天気:雨のち曇り・・・屋久島らしい、しっぽり濡れたトレッキングでした。 |
【起点】荒川登山口06:15…(50分)…07:05小中学校跡[1]07:15…(1時間25分[2])…08:40大株歩道入口08:45…(30分)…09:15ウィルソン株…(1時間25分)…10:40縄文杉[3]11:30…(3時間15分。ウィルソン株、大株歩道入口での休憩を含む)…14:45小杉谷橋[4]15:10…(45分)…15:55荒川登山口【終点】 [?]
【参考】[1] 小中学校跡のすぐ先に休憩舎あり。 [2] 楠川分れの先にバイオトイレあり。 [3] 縄文杉から高塚小屋方向に進むと休憩舎あり。 [4]
河原に下りてティータイム。
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コースタイムは大雑把に往復8〜9時間。休憩・食事を入れると所要時間は10時間ぐらいでしょう。きびしい急登はありませんが、距離があるので疲れます。そして、朝が早いのも・・・覚悟してね。 屋久島といえば雨。往路の途中までは雨でしたが、大雨になることはなく、屋久島らしい雰囲気。雨の山歩きが楽しいと感じたのは初めてでした。 【添付】ウェブアルバムにも画像があります。Googleフォト
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朝一で移動。自宅を出たのは05:30頃。 羽田空港[朝食]08:00==09:45鹿児島空港10:10==11:00金生町BS…ドルフィンポート[昼食]…11:55鹿児島港 |
前日12:20 高速船ロケットは、桜島に見送られて鹿児島港を定刻に出港。 屋久島宮之浦港までは、1時間50分の船旅。 やがて右舷前方に小さく開聞岳(かいもんだけ)が見えてきて・・・ 13:10頃 03時の方向に開聞岳が最大となる。 数人の老人たちが、右舷窓側に移動して熱心に撮影。 きびしく、悲しい思い出があるのかも知れない。 青空。高高度に一筋の飛行機雲。平和の喜びを噛み締める。 そして左に大隅半島の佐多岬に見送られる頃が、航路のおよそ半分。 |
14:10 定刻に宮之浦港に接岸。 この日は屋久島環境文化村センターを訪れただけ(観覧料:500円)。大型映像や展示を見て屋久島を学習。 明日が本番。長丁場だし、朝も早い。民宿では夕食のビールは控えめに、就寝も早めに。 |
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10月10日04:30 民宿前。空には星々が輝いて、朝と言うより、まだ夜。そしてガイドさんの車が到着。 今回のツアー参加は計6人。他の4人は若い女性。「おはようございます。よろしくお願いします。」の挨拶の後、発車! 県道屋久島公園安房(あんぼう)線はターンしながら高度を上げ、やがて・・・あらまぁ!大粒の雨! 「この雨の中を歩くの?」少し心配。「あんなに星が輝いていたのに・・・」と私。「これが屋久島です。」とガイドさん。然り。 05:40頃 町道荒川線の終点が荒川登山口。駐車場は、すでに車があふれていました。 「車で朝のお弁当を食べなさい。トイレはそこよ。水場はあるから500mlでいいよ。濡れて困る物、不要な物は車に置いていきなさい。急がなくていいよ。出発は明るくなってからだよ。」ガイドさんの指示は的確。 車内でランタンの下、朝食。そして身支度。雨具は上だけ。カメラはザックの中へ。ザックカバーを掛けて準備完了。 |
06:15 私は殿(しんがり)の任を仰せ付かり、出発。 トロッコ軌道の中央を踏んで進みます。枕木を踏み外さぬようにね。 07:05 小杉谷橋を渡ったところが小杉谷小中学校跡。 解説板の運動会の写真が当時の賑わいを伝えます。 休憩はすぐ先の休憩舎で。 07:25 まだまだ続くトロッコ道。でも、小杉谷橋から板張りになったので歩きやすい。 やがて雨は小降り。これなら大丈夫。 |
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「楠川分れ」で白谷(しらたに)雲水峡方面を分けて進むと・・・ 07:45 三代杉。(樹高:38.4m、胸高周囲:4.4m、推定樹齢:500年) 1代目が約2000年で倒れ(現在は空洞)、倒木更新した2代目が約1000年で伐採され、現在は切株更新した3代目とのこと。 |
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時にヤクシカを見かけます。ニホンジカに比べて小さくて、かわいい。 人馴れしているのか、静かにしていれば、逃げたりしません。 08:40 大株歩道入口。(写真は橋から見た沢の上流方向) 軌道歩きはここまで。橋の手前で右が登山道。 その前に休憩。トイレは橋を渡ったすぐ先でした。 入口からは斜面の谷道登り。岩場もありますが、整備されています。 |
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09:15 ウィルソン株。(切り口周囲:13.8m、伐採時樹齢:3000年?) こんな素人写真では分かりにくいですが、大きい! 伐採時の樹高は、どのぐらいだったのだろう? 内部は空洞で、小さな祠が祭られています。 そして・・・ |
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空洞の上部開口部は・・・見る角度で「ハート形」になります。 誰が最初に気付いたのでしょう?有名になりましたね。 |
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ウィルソン株の先は、急階段。 でも、段差はそれほどでもないのでコツコツ登り。ふぅ。 10:05 小さなアップダウンが続きます。 豊かな緑と清らかな水。深く、美しい森。 |
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10:10 大王杉。(樹高:24.7m、胸高周囲:11.1m、推定樹齢:3000年) 縄文杉が発見されるまでは「最大の屋久杉」とされました。 威風堂々。「大王」の名がふさわしい。 そして、少し先が・・・ |
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10:15 夫婦杉。 歩道から見た左(下)が妻杉。(樹高:25.5m、胸高周囲:5.8m) 右(上)が夫杉。(樹高:22.9m、胸高周囲:10.9m) 名の由来は「手をつなぐように、つながった枝」。連理の契り。 私たちも・・・照れながら・・・手をつないでみました。 |
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10:25 名はあるのかな?大きな杉。 木道歩道を外れてはいけないので、名木を見るのは少し離れた場所から。 でも、この木は直に触れます。 「触ってごらん、冷たいよ。」とガイドさん。 なるほど、雨に濡れた幹は、ひんやり。君は、こうして何人と触れ合ったんだろうね。 歩き進むと、やがて展望デッキに続く階段。上りきると・・・ |
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10:40 縄文杉。(樹高:25.3m、胸高周囲:16.4m、推定樹齢:2000年とも、7200年とも) 言葉は要らない。迫力!素人写真で伝えられないのが残念。 君に会いにきたんだ。長距離移動、早起き、トロッコ道、階段・岩場のアップダウン、おまけに雨中行軍。 この姿を記憶しよう! 「ハーイ、到着だよ。よく頑張ったね。カメラを貸して。写してあげるよ。バンザーイして!」とガイドさん。 皆の顔は、疲れを忘れて輝く。 堪能したら、高塚小屋方向に少し進んだ休憩舎で昼食。 今朝、4時過ぎには既に民宿に届いていたお弁当。感謝。 いただきまーす!ずいぶん塩が利いたおにぎりは・・・塩分補給を考えてくれたのかな? 「今、お湯を沸かすよ。インスタントだけど、お味噌汁があるからね。」 ガイドさんの気遣いが、うれしい。 |
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11:30頃 下山。同じ道を引き返します。 まだまだ縄文杉を目指して登ってくる人は多い。 登りを優先して、すれ違います。 脚力不安の年配者はつらそう。心の中で・・・「もう少しですよ!」 見上げたら、薄くガスがかかった山は神秘的。 |
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緑は深い。 アニメ映画「もののけ姫」の木霊(こだま)たち。いるのかな? 「カラカラカラ・・・」と、音が聞こえてきそう。 |
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13:10 再び大株歩道入口。トイレ後、休憩(10分ぐらい)。 ここでガイドさんと記念撮影。 この先はトロッコ道。転んでも大ケガはないでしょう。 もっとも、橋から落ちたら別ですが・・・ |
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14:45 左に小杉谷小中学校跡を見て進み、小杉谷橋。 渡ったら、ガイドさんはコースを外れて踏跡へ。「ん?」 そこは橋を見上げる河原。巨石が、どっかり。 「裸足になって川に浸けてごらん。冷たいよ。疲れが取れるし、残らないよ。お湯を沸かしてコーヒーを飲もうね。甘いお菓子もあるよ。」とガイドさん。 インスタントコーヒーが、おいしい。ゴクン・・・ふぅ〜。 「山で食べたら、何でもおいしいね。」とガイドさん。然り。不思議だね。 一生忘れられない、すばらしいティータイム。 |
ごちそうさま!そして再びトロッコ道。荒川登山口までは45分ぐらい。足を冷やした効果で、足が楽。なるほど! 15:55 予定通りに荒川登山口。「お疲れさま!」ガイドさんとハイタッチ。ちょっと転んだけど、ケガはなく、問題なし。 あの河原でのティータイムはマージンだったんだね・・・。脚力がないメンバーがいたら時間がかかるから。 若い女性陣に一生懸命に付いていった妻も、よく頑張りました。(拍手!) 民宿までは車で1時間以上。ガイドさんは、まだまだ気が抜けない。薄いガスの中、カーブの連続。町道を上り、県道を下ります。 「娘たちは眠ってしまったよ。」とガイドさん。ふふ。静かになった車内。心地よい・・・エンジン音。 |
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民宿に戻ったら、お風呂。ガイドさんに教えてもらった通り、冷水シャワーで足をクールダウン。 そして夕食。 同じ民宿だったツアーの女性ふたりも隣席になって、今日のツアーを振り返る。 自家製&揚げたての薩摩揚げはプリプリ。料理はすべておいしい!ビールも焼酎も! |
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