■梅の木尾根・弁天オグシ尾根

トップページ > ハイキング&ウォーキング > 梅の木尾根・弁天オグシ尾根 更新日:2020年11月14日

◆日付・天気

2007年04月30日(月曜日;昭和の日振替) 天気:晴れ・・・尾根を抜ける風が気持ち良かった。

◆コース(所要時間:6時間)

【起点】日向薬師BSトイレあり08:50…(15分)…09:05天神平登山口…(15分)…09:20P335…(25分)…09:45梅の木尾根…(45分お弁当ポイント[1])…10:30浄発願寺奥の院分岐…(20分)…10:50二ノ沢の頭10:55…(20分)…11:15大沢分岐…(15分)…11:30東屋お弁当ポイント[昼食]11:50…(30分)…12:20見晴広場B…(10分)…12:30弁天見晴12:35…(45分)…13:20見晴広場…(25分)…13:45大沢林道13:55…(15分)…14:10日向薬師分岐…(40分トイレあり[2])…14:50広沢寺温泉入口BS【終点】 KML地理院地図
【参考】[1] 小ピークなど適所にベンチがありますが、少し傷んでいます。 [2] イ字路で「←不動尻」を分けた先にトイレがあります。

◆コメント

以前、梅の木尾根(梅ノ木尾根)を歩いた時(2004年)は大沢分岐で西の大山方向に進みましたが、今回は鐘ヶ嶽方向に進んで弁天オグシ尾根を歩いてみました。
きびしい急坂もあり、注意を要するコースです。ところどころ不釣合いに立派な道標もありましたが、「親切な道標」はありません。尾根はいくつか分枝して踏跡が別れるので、地図と地形読みが必要です。
【参考】似たような名称(見晴広場A・B、弁天見晴、見晴広場)があるので紛らわしいです。
【添付】ウェブアルバムにも画像があります。Googleフォト

◆アルバム

【移動】辻堂07:01==(JR東海道本線)==07:04茅ヶ崎07:08==(JR相模線:JR計320円)==07:32厚木07:38==(小田急小田原線・本厚木乗換え:180円)==07:51伊勢原08:15[3] ==(神奈中バス:270円)==08:35日向薬師BS
[3] 07:55発のバスには間に合いませんでした。乗越し精算後、駅の階段を下りていくと、バスは私たちを待つことなく無情にも発車。(悲)
日向薬師BS 終点の日向薬師BSで下車したのは、私たちの他に3人のハイカー。皆さんは思い思いに出発。
私たちは飛び交うツバメを見ながらゆったり身支度。

08:50 出発!今回は天神平経由で梅の木尾根へ。
左の「大山山頂」に向かって舗装された日向林道を歩いていきます。
三重塔 カキドオシなどの野の花を見ながら進むと・・・

左に三重の塔の浄発願寺(じょうほつがんじ)が見えてきます。
もう少し進み・・・
天神平登山口 09:05 沢を渡ったところに「日向薬師の森周辺案内図」。ここが天神平経由の登山口。
案内図は汚れていますが、天神平〜梅の木尾根への経路を確認。

梅の木尾根へは日向薬師経由でも良かったのですが、2003年の大山下山時に途中までたどったこのコースが気になって、今回、確認。
沢を渡る 沢の右岸を進むと「↓日向林道0.09km・日向山荘0.1km/天神尾根0.34km・日向薬師1km→」の道標。(細かい表示!)
右岸の踏跡は明瞭で、そのまま進んでしまいそうですが、ここは指示に従って沢を渡って対岸へ。

最初は植林地のジグザグ登り。高度を上げながら小尾根へ。
P335 階段の丸太は傷んでいるけど大丈夫。途中にベンチあり。

09:20 ひと登りすると、傷んだベンチのあるP335。4年前はここで引き返しました。

「薬師林道0.35km」を分けて左の「梅の木尾根0.5km」へ進んで階段下り。
鞍部 09:25 尾根の鞍部にはカエデの植栽。明るくて気持ちいい。でも、ベンチは哀れ。

少し先に東屋がありますが、テーブルは傷み、安全のためか倒されていました。
この一帯が天神平なのかな?
分岐 09:30 「←三ノ沢・鍵掛2.3km/天神尾根0.24km↓/日向薬師0.4km・薬師林道0.3km→」のT字分岐。
梅の木尾根へは左。防鹿柵沿いの階段登り。
梅の木尾根への登り 数頭の野猿がいたので、落ち枝を拾ってあちこち叩きながら音を出して進みました。
でも、不用意に拾った枝には無数の小さなアリ!妻は手を噛まれて涙。話題のアルゼンチンアリ?
アリを払っているうちに、私はアブに刺されて涙。

「梅の木尾根0.1km」に励まされて階段登り。よいしょ!
梅の木尾根 09:45 登りきった「←三ノ沢・鍵掛2km/天神平0.3km↓」からが梅の木尾根。道標2本あり。
(「天神平0.3km」を指す方向は分かりにくい。)
モミの木のピーク ピークを越え、「弁天の森キャンプ場0.4km→」を分けて進むとチェーンソーの音。
なるほど尾根付近が少し切り払われています。
でも、前回から3年も経っていないのに、道標もベンチも傷んできました。

10:15 「↑浄発願寺奥の院1km/日向薬師1.9km↓」のモミのピーク(尾根の肩)。
P537のひとつ手前で、ベンチがあります。
【訂正】この地点がP537と記述していましたが、訂正しました。(2009年1月)
この先、右(北)に見えるなだらかな尾根が見晴広場A〜Bようです。
直進登りが大山方向 10:30 ベンチのある「←浄発願寺奥の院0.9km」分岐
道標に表示はありませんが、大山へは正面の尾根の踏跡をたどります。

この先はコツコツ登り。疲れるけど新緑が励ましてくれます。
二ノ沢の頭 10:50 奥の院分岐から20分ほどで二ノ沢の頭。標識はありませんでしたが、杭番号は「34」。
西に向かってきたコースは、ここで北西に向きを変えます。(杭には「N.W.大山→」、来し方は「↓日向薬師E」の手書きあり。)
小休憩。少し開けた南方向に湘南の海は・・・ボンヤリでした。

10:55 続行!
大山 11:00 やがて左(西)にどっしりとした大山

進むと細尾根が続きます。気を付けてね。
大沢分岐 11:15 手作り道標「←大山/鐘岳→」の大沢分岐
左は大山・唐沢峠、右は鐘ヶ嶽・広沢寺。今回は右の広沢寺へ。
大山三峰山 分岐の先にザレた細尾根急坂下りがあります。少し怖い。妻はビビリながらも何とか通過。
【注意】急坂にはロープが付いていますが、慎重に!

11:24 なだらかになって左(北)を見ると大山三峰山
東屋 11:30 立派な東屋。避雷針が立ち、樋(とい)で集めた雨水はテーブル下のタンクに貯水しています。
道標は「←巨木の森/鐘ヶ嶽↑/大山↓」。
バスで同乗し、ここまで先行していた男性ハイカーが腰を上げるところでした。
男性:「あの下りは怖かったね。」 妻:「本当に!」
ここで昼食。今日はコンビニおにぎり。

11:50 続行。
すりばち広場 12:55 東屋から5分ほどで左に切り開かれたすりばち広場
「↑見晴広場(手書きで広沢寺)/キャンプ場→」と「↑鐘ヶ嶽/大山↓」の2本の道標あり。
弁天の森キャンプ場へは防鹿柵扉(壊れていた)を通って下るようです。
梅の木尾根 防鹿柵に沿って小さなピークを越えた鞍部付近は右(南)に開けて、登ってきた梅の木尾根、その先に湘南平と湘南海岸がボンヤリ。
そして左に大山三峰山、振り返ると大山も見えました。
鐘ヶ嶽 12:15 鞍部から登り返したら、朽ち割れて土管に立てられた「見晴広場A」の標識。ここがP674かな?
北東に鐘ヶ嶽、南に相模平野・湘南海岸が見えました。
【参考】続く「見晴広場B」もそうですが、「広場」のイメージではなく「ピーク」です。
西山の稜線 見晴広場Aから少し進むと北側が開け、仏果山〜経ヶ岳〜華厳山〜荻野高取山(採石場)の展望。
見晴広場B 12:20 割れた土管と朽ち落ちた標識の「見晴広場B」。
道標はありませんが、「←山神隧道・鐘ヶ嶽/弁天の森キャンプ場→」の分岐点。(山神隧道方面を見落としやすいようです。)

私たちは右へ。またまたロープの急坂下りザレた細尾根は要注意。
弁天見晴 12:30 わずかに上り返したピークが「↑見晴広場/すりばち広場↓/ひょうたん広場・(弁天の森)キャンプ場→」の分岐点弁天見晴と呼ばれるようです。
ここでおじいさんと少しお話し。「半年前に初めて買った一眼レフデジカメはボケが出せず不満だ。」などなど。ふふ。

12:35 「では・・・」と別れて「見晴広場」に続く弁天オグシ尾根へ。
上弁天 弁天見晴からの下りも強烈。ところどころロープがありましたが、木の枝や根など、つかめる物はフル活用!

やがて防鹿柵越えの脚立のあるピーク。上弁天と呼ばれるようです。
左の踏跡が目立ちますが、P515へは。防鹿柵沿いに一気に下っていきます。
中弁天 13:00 細尾根を進むと赤松と倒木のピーク。中弁天と呼ばれるようです。
左に下る踏跡が明瞭なので、の下りを見落とすところでした。
水を飲んで小休憩。振り返ったら樹間から大山。まだ見守ってくれている。
下弁天 中弁天からの下りは、やがてなだらかな尾根。急坂が多かったのでホッとします。

13:15 少し登り返すと土管のピーク。下弁天と呼ばれるようです。ここがP515かな?

そして・・・またまた強烈な下り
見晴広場 13:20 「↓すりばち広場/キャンプ場↑」道標(手書きで450m)が「見晴広場」。
「見晴」も「広場」も期待外れ。(失礼な!)
「キャンプ場」方向は防鹿柵。手書きの「100m先右に下る(ゲートくぐる)」も分かりづらい。
少し悩み、しばらく付近を調べたのち、踏跡をたどって柵沿いにへ。
【参考】以前は直進するコースがあったのでしょうか?
防鹿柵扉 確かに100mほど先に防鹿柵扉(壊れている)。黄色いテープで「キャンプ場」表示。ここで尾根を離れます。
【参考】尾根は直進ですが、ヤブっぽいうえ、地形図では尾根端の林道部が「がけ」表示だったので自重しました。

この先、植林や自然林の下り。けっこう急坂。防鹿柵扉を3箇所抜けて下ると・・・
林道始点の広場 伐採木が積まれた未舗装林道始点の広場でした。
取り付きの道標「↓見晴広場」には、「弁天尾根(御髪オグシ)」の手書きあり。

まずは車止めゲートを右から高巻いて越えます。
13:45 右に弁天の森キャンプ場(車止めゲートあり)入口を分けて、大沢川左岸の大沢林道
林道を下れば広沢寺温泉なのは分かっていましたが、ここで10分ぐらいウロウロ。(理由は秘密。トイレじゃないよ。)
13:55 でも、結局は林道を広沢寺温泉へ。山歩きはこれで終わり。
「日向薬師→」分岐 14:10 駐車スペースの向かいに「日向薬師60分→」の分岐。「見城山頂約25分→」の道標もあり。
登ると七曲り峠。一応、「ひと山登る?」と問うと妻は「イヤ!」と即答。愚問でした。

大釜弁財天を過ぎ、左上に鐘ヶ嶽を見て進みました。
分岐 14:25 やがてイ字路。「←山神隧道・不動尻」を分けて直進。すぐ先にトイレがあります。

広沢寺温泉・玉翠楼を左に見て進み、河鹿の沢BS(土日祝午後は12:56、15:11、19:06のみ)でバスを待っても良かったのですが、ビール恋しさにもうひと歩き。
14:50 広沢寺温泉入口BS
「ビールを買ってくるね!」とコンビニに歩いて行くと・・・ガーン!閉店。あらまぁ残念。
この時間帯はバス便が少ないね。でも20数分の待ち時間だから良かった。お疲れさまでした。
【移動】広沢寺温泉入口BS15:13==(神奈中バス:350円)==15:55本厚木16:07==(小田急小田原線:120円)==16:09厚木16:28==(JR相模線・茅ヶ崎乗換えJR東海道本線:JR計320円)==17:08辻堂
厚木駅でJR相模線に乗換え。茅ヶ崎行きは目の前で発車。残念。今日は接続に運がなかったね。
でも急ぐ旅でもないし、人馴れしてホームでチョコチョコ餌を探すスズメを見ていたら、20分待ちも大したことないさ。

◆メモ

  • 元々は梅の木尾根ではなく薬師尾根と呼んだようですが、道標や案内図の表示に従いました。
  • 弁天見晴〜上弁天〜中弁天〜下弁天(P515)〜見晴広場〜を弁天オグシ尾根と呼ぶようです。
  • ところどころで見かけた土管は、いったい何の意味があるのでしょう?

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