■生藤山・連行峰・醍醐丸

トップページ > ハイキング&ウォーキング > 生藤山・連行峰・醍醐丸 更新日:2021年04月28日

◆日付・天気

2009年08月14日(金曜日) 天気:曇り・・・雲が多く、展望には恵まれませんでした。

◆コース(所要時間:6時間)

【起点】和田BSトイレあり08:40…(5分)…08:45鎌沢入口BS…(35分)…09:20鎌沢休憩所トイレあり09:25…(55分)…10:20甘草水分岐お弁当ポイント10:35…(20分)…10:55三国山お弁当ポイント[昼食]11:15…(5分)…11:20生藤山お弁当ポイント…(35分)…11:55連行峰お弁当ポイント…(25分)…12:20山の神12:25…(35分)…13:00醍醐丸お弁当ポイント13:10…(35分)…13:45和田峠トイレあり…(55分)…14:40和田BSトイレあり【終点】 KML地理院地図

◆コメント

三国山(三国峠)は、その名の通り甲斐(山梨県)・武蔵(東京都)・相模(神奈川県)の国境の山です。
お隣が神奈川県北端の生藤山(しょうとうざん)。そして連行峰〜醍醐丸〜和田峠と続く都県境の尾根道を歩いてみました。
三国山〜和田峠は「関東ふれあいの道」として整備されてます。巻き道もあるので、体力に応じてピークをパスしても良いでしょう。
緑が美しいコースですが、最後の和田峠からの車道下りは・・・少し長く感じました。
【添付】ウェブアルバムにも画像があります。Googleフォト

◆アルバム

【移動】辻堂05:52==(JR東海道本線)==05:56茅ヶ崎06:03==(JR相模線)==07:18八王子07:24==(JR中央線)==07:32高尾07:47==(JR中央線:JR計1,110円)==08:08[1]藤野08:10==(津久井神奈交バス:240円)==08:30和田BS
[1] 藤野駅着の定刻は08:01ですが、お盆の特別ダイヤのため、相模湖駅で後続の臨時特急を先行させて08:08着。(聞いてないよ!)
急いで跨線橋を渡り、08:10発のバスに間に合ってセーフ!和田行きのバスは私と他に3人のハイカーを乗せて発車。
陣馬登山口BSでひとり下車したものの終点まで乗降はなく、まるで直通バスでした。
陣馬自然公園センター 終点の和田BSにある陣馬自然公園センターGoogleフォトで「県立陣馬相模湖自然公園」案内図を見る
生藤山への最寄はふたつ手前の鎌沢入口BSですが、ここから歩いても5分ぐらいです。
ハイキングマップなども入手できるので、センターを起点にした方が何かと便利です。
センターの管理人のおばさんと少し会話。「雲っているわね。降らなければいいわね。」「そうですね。」

08:40 「行ってらっしゃい。」の声に送られて出発。「行ってきます。帰りにまた寄ります。」
鎌沢入口BS バス通りを引き返して下り・・・

08:45 鎌沢入口BS。道標「三国山・生藤山→」に向かいます。

やがて右下に佐野川が流れる上り坂。斜面の茶畑が背中を押してくれます。
熊野神社 09:00 駐車場の先が鎌沢の分岐。道標の「←三国山・生藤山」へ鋭角に左折します。

熊野神社。小さな三つの氏神が祀られていました。
上り坂 急な上り坂が続き、すでに汗だく

右に「竹の子の里・活性化センター」。
閉まっていましたが、何でしょ?(竹の子掘りなどが体験できるようです。要予約。)
県立鎌沢休憩所 09:20 舗装道から外れて、畑に入ったところが県立鎌沢休憩所
ザックを下ろして汗を拭き、水を飲んで休憩。ふー
振り返ると、ゆったりした陣馬山と右(南西)に伸びる一ノ尾根がよい感じ。

09:25 続行。
登山口の先が山道 「県立陣馬相模湖自然公園 三国山・生藤山登山口」の標石の先で道路は終点。
ちょっと見落としそうな道標を見つけて「三国山・生藤山↑」へ。

竹林(だから竹の子の里?)の先は、植林もあるけど落葉樹も多い。

09:35 落ち葉が積もったベンチ。登山地図で「丹沢方面好展望」とあるのは、ここ?

コースは粘土質が多く、滑りやすい。下りの場合は要注意でしょう。
神社 尾根に乗り、鞍部の先で右の斜面に進んだ後、ジグザグ登り。

09:50 登りきったところにベンチと「生藤山・桜のプロムナード」の案内板。そして少し先に金属製の鳥居

小さな神社を右に見て先へ。
佐野川峠 P768の右を巻く辺りは楽チン。軽快に進み・・・

10:00 佐野川峠。左(西)に下ると「上岩バス停」の表示ですが、最寄は「石楯尾神社前BS」のようです。(上野原駅行き。富士急山梨バス)

尾根道を進むと笹と桜が目立つようになります。だから「桜のプロムナード」なのね。
甘草水分岐 10:20 小広く開けたベンチの広場の季節は華やかでしょうね。
ここが甘草水(かんぞうみず)分岐。右に100mほど進むと湧き水(飲用不適)があるようです。
ここまで滑りやすい箇所があったので、ステッキを出そうと思いましたが・・・
由緒 その前に「甘草水由緒」を読んでみよう・・・と、踏み出した瞬間・・・ズルッ!
あーっ!(まるでスローモーション)・・・コケてしまいました
軍手もズボンも泥んこドロドロ。カメラも汚れましたが、何とか無事。(涙)
先にステッキを出していれば「転ばぬ先の杖」だったのにね。とほほ。泥を落としながら休憩

10:35 続行。
甲相国境 「登りで転ぶなんて初めてだな・・・」なんて考えながら進み・・・

10:45 「←軍刀利(ぐんだり)神社」を分けると気持ちよい甲相国境の尾根。

分岐「↑三国山山頂/生藤山・和田峠→」は右が巻き道。巻かずにひと登りして・・・
三国山 10:55 甲武相三国の国境の山、三国山(960m)。
関東ふれあいの道」となっていて「←熊倉山1.1km・浅間峠3.3km/生藤山0.2km・醍醐丸3.6km↑」。
登ってきた方向は「甘草水0.5km・上岩3.2km↓」。
展望がよく、富士山も見えるようですが、この日は雲が多く、眼下のゴルフ場が見えただけ。
山頂には子供ふたりと父親のファミリー。このコースで初めて出会ったハイカーでした。
おにぎり 少し早いけど、ここで昼食
コンビニおにぎりを2個。凍らせて持ってきたスポーツ系ゼリー飲料は・・・ぬるい。残念。

11:15 生藤山方向から来たペアハイカーが、甘草水方向に下ったのをきっかけに、先へ。
生藤山への急登 少し下って三国山の巻き道を合わせた後、すぐに生藤山とその巻き道の分岐。
今日のテーマは「県境を歩く」なので、巻き道には進まず、すぺてのピークを踏んでいきます。

岩場の急登。距離は短いけれど慎重に。
生藤山 11:20 生藤山(しょうとうざん。990.3m)。ベンチはあるものの、少し狭いので団体には不向き。
現在は木々が育ち、展望は不良。東側にこれから行く茅丸・連行峰のピークが見えるぐらい。
ベンチに座ると、三角点をはさんでドラム缶と向かい合います。ふふ。
】マウスポインタを画像に重ねると、画像が切り替わります。
茅丸への登り階段 山頂をあとにして細尾根を進むと小さなピーク。地形図を見ると、ここが神奈川県最北端。
そして岩場の急坂下り。どっこらしょ。
左から生藤山の巻き道を合わせた先は、緑がまぶしく美しい。

茅丸の巻き道分岐
道標は「←茅丸(山頂)・醍醐丸3.0km・和田峠4.6km/↓生藤山0.4km・三国山0.6km/醍醐丸(まき道)3.0km↑」。
元気を出して丸太階段へ。よいしょ!
茅丸 11:40 登りきったら茅丸(かやまる。1019m)。山頂は狭く、ベンチが2つ。
南に丹沢山塊が望めるようですが・・・ぼんやりして、はっきりしませんでした。
眼下には鎌沢の集落と茶畑。だいぶ登ったね。

ひと息ついたら先へ。丸太階段を下ったら巻き道を合わせます。
きれいな青葉 落葉樹の尾根道。汗だくだけど、まぶしい緑がご褒美だね。
連行峰 11:55 やがて連行峰(1010m圏。道標支柱の表示は「連行山」)。
ベンチはあるものの、展望はありません。
檜原村に下る万六尾根が分岐し、道標は「←柏木野(バス停)5.0km」。
そして「↓生藤山1.2km・三国山1.4km/醍醐丸2.2km・和田峠3.8km↑」でした。
キノコ 尾根は小さなアップダウン。快適に進むと・・・

コース脇にはいろいろなキノコ。赤~白~黄色~♪
山の神 何度かトレイルランニングの人とすれ違いました。コケないのかな?すごいね。
そしてコツコツ登ってくる男性ハイカー。すれ違う時に彼はようやく私に気付いて「うぉ!ビックリした!」。
「その声に私の方がビックリです。」と答えたら・・・ふふ。ふたりで笑ってしまいました。

12:20 鞍部で松に寄り添う山の神。「山の神」の文字は薄く、ようやく判別できるぐらい。
道標 和田に下る経路が分岐し、道標は「和田バス停1.8km・藤野駅8.0km→」。
そして「↑醍醐丸1.1km・和田峠2.7km/生藤山2.3km・三国山2.5km↓」でした。

12:25 水を飲んで小休憩したら、続行。
笹の道 醍醐丸の巻き道を分け、やや急な丸太階段へ。

やがてなだらかな笹の道。静かだなぁ。そして・・・
醍醐丸 13:00 右(南)側が植林になった醍醐丸(867m)。
東京側への経路が分岐し、道標は「←市道山3.0km/↑和田峠1.6km・陣馬高原下バス停5.3km/生藤山3.4km・三国山3.6km↓」。
ザックを下ろして、ここで休憩。
少し開ける 左(北)側が少し開けて、市道山(いちみちやま)〜白杵山の吊尾根が見えました。
東側に見える市街地は八王子のようです。

13:10 ここから和田峠までは下り。靴紐を締め直してGo !
醍醐峠 植林内を下り、醍醐丸の巻き道を合わせて・・・

13:20 十字路の醍醐峠
「和田バス停2.3km→」に下れば近いのですが、都県境を極めるために「和田峠1.1km↑」へ。
【注】この時、「←市道山3.6km」方面は通行止め。「危険箇所があるので醍醐丸を経由せよ」との指示でした。
石祠 高岩山は巻きコースになっていたのでピークを踏めずに巻き・・・

13:35 石祠(振り返って撮影)。この先はジグザグ下り。

やがて林道醍醐線に降り立ちます。
和田峠 13:45 林道の車止めを抜けたら、茶屋がある都県境の和田峠
駐車する車も少なく、ひっそりとしていました。
道標は「←陣馬高原下バス停3.7km/醍醐丸1.6km・生藤山5.0km↓」ですが、これは東京都が設置したから。
右に下れば神奈川県相模原市(旧藤野町)で、約4kmで和田BS。14:50発のバスに間に合いそう。
【参考】この先の都県境コース(陣馬山…小仏城山…三沢峠)は陣馬山から南高尾山稜ページをご覧ください。
富士山展望地点 「鍋こわしの滝」下降点への広場のすぐ先が・・・

13:55 ベンチがひとつの「富士山眺望地点」。残念ながら、今回も富士山は雲の向こう。
そして下にはヘアピンカーブが続く、斜面の車道。
これがね・・・歩いている割には進んでいる感じがしないんですよね。
連行峰 自転車でこの峠道を登る人たちとすれ違いました。合計10人ぐらい。皆、必死の形相。
でも、峠を越えれば、その苦労を吹き飛ばす爽快感なんだろうね。

フェンスに絡まって咲いている白い花は何でしょ?撮影しながら下り・・・
見上げると連行峰
浄水場 14:25 和田浄水場。横に「醍醐峠1.4km→」の登山口があります。
道標は「↑和田バス停1.5km/和田峠2.5km↓」。バス停まで、もうひと頑張り。
陣馬自然公園センター 陣馬山登山口や生藤山・醍醐丸登山口を通過して、ひたすら下り続け・・・

14:40 和田BSがある陣馬自然公園センター。ふぅ、汗だく。
「1時間に1本のバスに間に合った!」と喜んでいたら・・・
「今日は土日祝ダイヤよ。」と管理人のおばさん。ガーン!
お盆の期間は平日の今日も土日祝ダイヤとのこと。知りませんでした。と言うことは55分待ち。あらら。
ここが起点だったのだから、出発前に時刻表をしっかり確認していれば済んだこと。注意不足が情けない。
備え付けのタワシで靴とステッキを洗い、頭から水をかぶって顔を洗い、Tシャツを着替えて、ふー
管理人のおばさんとの会話。「山頂にもダイヤ変更を張り出していたはずよ。」「見ませんでした。」
「どこに登ったの?」「生藤山から醍醐丸です。」「あら、そっちだったの?陣馬山にはあったはずよ。」「はぁ。」
「館内に靴底の泥落としもあるわよ。」「床が泥だらけになりますよ。外に置けば?」「そうなのよ。いつもは外に出すんだけど、今日はハイカーが少なかったし、面倒だったから。」
ふふ。何と愉快なおばさん。「扇風機をつけましょうね。」「ありがとうございます。」
ジオラマ 館内のジオラマで今日のコースを確認したり、図書コーナーて登山関連の本を読んだりしながら、バスを待ちました。お疲れさまでした。
【移動】和田BS15:35==(津久井神奈交バス:240円)==15:51藤野15:59==(JR中央線)==16:18八王子16:26==(JR横浜線)==16:37橋本16:48==(JR相模線)==17:54茅ヶ崎18:01==(JR東海道本線:JR計1,110円)==18:05辻堂
2時間半の移動時間は・・・ちょっと長いね。

◆メモ

  • このコースで最も疲れたのは鎌沢入口〜鎌沢休憩所までの舗装道の上り坂。汗だくでした。侮るなかれ。
  • 三国山にあった「関東ふれあいの道」のコース略図について。
    帰宅後、撮影した写真を確認していて鎌沢〜三国山の経路が実際と異っていることに気付きました。登山地図の黒破線の経路になっていますが、コースを付け替えたのでしょうか?大した問題ではないのですが・・・
  • 見かけた花はキンミズヒキオカトラノオカワラナデシコクズコマツナギヌスビトハギなど。

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