■丹沢表尾根

トップページ > ハイキング&ウォーキング > 丹沢表尾根 更新日:2021年04月30日

◆日付・天気

2008年09月13日(土曜日) 天気:晴れのち曇り、一時雨。雨具を使うほどでなく、助かりました。

◆コース(所要時間:9時間10分)

【起点】ヤビツ峠トイレあり08:15…(20分)…08:35富士見山荘トイレあり…(1時間)…09:35二ノ塔お弁当ポイント09:40…(20分)…10:00三ノ塔お弁当ポイント10:05…(30分)…10:35烏尾山お弁当ポイント10:40…(30分)…11:10行者岳…(55分)…12:05新大日[昼食]12:30…(45分)…13:15塔ノ岳トイレありお弁当ポイント14:30[1]…(30分)…15:00花立山荘お弁当ポイント…(35分)…15:35堀山の家15:40…(55分)…16:35雑事場ノ平…(50分)…17:25大倉BSトイレあり【終点】 KML地理院地図
【参考】[1] 尊仏山荘で休憩の後、水場まで往復(約40分)したので下山開始が遅れました。

◆コメント

前回、同じコースを歩いたのは2002年のマメザクラが咲く頃。ほぼ6年半前。もう、そんなに前になるとは。
細かい記憶も薄れているし、「変化があるのかな?確認してみましょ。」ということで出かけました。
展望が良いので人気のコースですが、距離が長いので体力が必要です。一部、クサリ場など注意を要する箇所もあります。
休憩時間も含めると、かなり時間がかかるので、余裕のある計画が望まれます。秋〜春は日没時刻も考慮してね。

◆アルバム

【移動】辻堂06:12==(JR東海道本線)==06:16茅ヶ崎06:26==(JR相模線:JR計320円)==06:52厚木06:57==(小田急小田原線:270円)==07:17秦野07:25[2]==(神奈中バス:460円)==08:00ヤビツ峠
秦野駅のヤビツ峠行きバス停は「長蛇の列」を想定していましたが、豈(あに)図らんや40人級とは。 [2] 始発定刻は07:35ですが、その前に臨時便が出て、それに乗ることができました。
【注意】ヤビツ峠行きバスの本数は非常に少ないです。
【添付】ウェブアルバムにも画像があります。Googleフォト
チップトイレ ヤビツ峠(761m)のトイレ横には緑のポスト。名は「山のトイレチップ塔」。
「心付け」を投じる人は見かけませんでしたけど。

08:15 身支度して、ストレッチしていたら定刻のバスが到着。では、出発

正面に丹沢三峰を見て県道70号を下りますが・・・この日はボンヤリして、はっきりしませんでした。
富士見山荘前 08:35 やがて富士見山荘。向かいには新しいトイレ
ここで「ヤマビル避け塩水スプレー」のサービスをしてくれるおじさん。
5月にも見かけました。ご苦労様です。

山荘から左の林道へ。道標はしっかりしているので従います。
最初はやや暗い樹林の中の階段登り。ところどころで秋の花、ホトトギスシロヨメナを見かけました。
ガレ登り やがて開けますが、急坂は続きます。ふー。
疲れたら振り返って雄大な大山を眺めて一息つきましょう。

ガレ場の急登。足元に気を付けながらコツコツ登ったら・・・
二ノ塔 09:35 二ノ塔。ベンチがあるのでひと休みに良いところ。
富士見山荘からの標高差は400mちょっとですが、一気に登るので疲れます。
二ノ塔尾根で菩提原への下りコースもありますが、少し寂れた感じでした。

09:40 休憩終了、「三ノ塔0.5km」へ。
三ノ塔へ 正面になだらかな山頂の三ノ塔が見えます。二ノ塔からいったん下って、登り返します。

「←戸川4.6km」は三ノ塔尾根コース。ここを過ぎたすぐ先が・・・
三ノ塔 10:00 三ノ塔(1204.8m)。山頂は広く、展望は雄大です。
南は相模湾。南西から西へ箱根の山々富士山。北西には塔ノ岳へと続く表尾根。東は大山ですが・・・
方位盤 残念ながらこの日は展望不良。こんな時は展望方位盤で「見えたつもり」。ふふ。

10:05 次は「塔ノ岳4.0km」へ。
地蔵 富士山に向かって合掌する小さなお地蔵さま。お久しぶりです。
安全を祈り・・・
表尾根
そして表尾根を確認。塔ノ岳は雲の中。雲行きが怪しい。
急坂下り 階段を下ったら、ガレ場の急坂下り。
一部にクサリが付いています。慎重に!
烏尾山荘 鞍部から登り返したら・・・

10:35 烏尾山(からすおさん。1136m)。眺めがよく、テーブルベンチがあります。
烏尾山荘(基本は週末営業)は、この日は閉まっていました。

10:40 休憩後は「塔ノ岳3.1km」へ。
行者岳(東峰)を見る 10:55 いくつかアップダウンを繰り返して、やがて正面に行者岳。
行者岳 11:10 行者岳。山頂は狭く、見落としてしまいそう。
かつて山岳宗教の修験場とのこと。
クサリ 短いクサリ場を下り・・・

11:20 本格的な岩場のクサリ。ひとりずつ下りないと、振られて危険です。
かなり急なので慎重にね。
さらに、下りきったところはキレット。注意して木橋を渡ります。
木道 クサリの先は崩壊が進むヤセ尾根に付けられた木道
土砂が流されて縦杭が浮いているので、恐ろしかった。

11:35 政次郎ノ頭(手書きで1209m)の道標は「↓三ノ塔2.1km/塔ノ岳1.9km↑」。
そして「←戸沢」は政次郎尾根コースですが、分けて直進。
書策小屋 11:45 石ゴロゴロを登り返したら書策(かいさく)小屋
広場から進行方向(北)に見える次のピークが新大日。
先を行くハイカーの姿が見えます。疲れそうな登りだね。
登り返し ガレを登り、最後に丸太階段を登りきったら・・・
お弁当 12:05 新大日(1340m)。新大日茶屋(営業は繁盛期の土日祝らしい)があります。
右(東)に「札掛1時間40分」の長尾尾根コースが分岐します。

ベンチで昼食。妻は疲れて食欲がないみたい。

12:30 少しは体力回復したかな?次は「塔ノ岳40分」へ。
尾根道 新大日の先は穏やかなアップダウン。歩きやすい尾根道です。

12:45 木ノ又小屋を左に見て過ぎ、
12:50 どこがピークか分からない木ノ又大日(1396m)を越えた先で左は崩壊地

ブナ林の中を気持ちよく進むと・・・
急登 13:05 塔ノ岳への急登の始まり。短いけれど頑張りどころ。ふー。

ガレの先で丸太階段になり・・・
塔ノ岳 13:15 人気の山、塔ノ岳(1490.9m)。
南は相模湾から箱根の山々。西は富士山、澄んだ日には南アルプス
北は丹沢主脈の丹沢山。東は大山と歩いてきた表尾根
でも、この日は薄い雲の中。方位盤で想像しました。
山頂標 記念撮影
雄鹿 ペットじゃないよ。餌付けしないでね。
コーヒー 尊仏山荘(通年営業)でコーヒー(400円)休憩。良い香り。おいしいね。
妻は手持ちのお菓子を食べて、すっかり復活しました。
不動の清水 山頂西下に水場がありますが、行ったことがありませんでした。
「下り5分/登り15分(尊仏山荘HP)」を信じて下ると、やや荒れたコースは急坂で・・・

14:05 下り15分で「不動の清水」。冷たくておいしい。
空のPETボトルに水を汲んで完了。顔を洗ったらサッパリ!
だけど・・・山頂への登り返しは20分弱!(再び汗)
木道 14:30 下山大倉尾根で「大倉7.0km」へ。

あら!木道ができていました。
金冷シで 急坂を終え、ブナ林の穏やかな下りの先が・・・

14:45 金冷シ。「←大倉6.4km/↓塔ノ岳0.6km/鍋割山2.2km↑」の分岐点です。
雨が降り始めた 14:50 小ピークを越した付近で。あらまぁ!カメラをザックに入れて撮影中断。
雨具を着る人もいたけど、これぐらいなら大丈夫。

15:00 花立山荘。この下の急な階段下りが「膝壊し」の名所(?)です。
15:20 天神尾根分岐の「←戸沢」を分け・・・
堀山の家 15:35 堀山の家。晴れると富士山が見えます。
この頃、ほとんど雨は上がりました。
雨具を着る判断は難しいけど、今回はラッキーでした。

15:40 続行。この先は比較的なだらかです。
もみじの道 駒止茶屋を過ぎ・・・

植生保護の木道
一帯は「大倉尾根もみじの道づくり」で植樹されたカエデが育ち、紅葉の頃はみごとです。
見晴茶屋 改装されて綺麗になった見晴茶屋。通過して少し下ると・・・
雑事場ノ平 16:35 雑事場ノ平(ぞうじばのたいら)。
左も直進(大倉高原山の家経由)も共に「大倉バス停2.3km」の表示。
確かに先で合流しますが・・・距離は確実に「」が短いでしょう。
大倉BS 尾根を離れたのちは山腹下り。
疲れてヘロヘロ下っていたら、何人ものハイカーに抜かれました。(悲)
やがて舗装道、のち一般車道。もうひと頑張り!

17:25 日没の頃、大倉BS。助かった!
水道で顔を洗ってすっきり。備え付けのタワシで靴を洗い、T-シャツを着替えて完了。お疲れさまでした。
【移動】大倉BS17:48==(神奈中バス:200円)==18:00渋沢18:10==(小田急小田原線・本厚木乗換え:300円)==18:38厚木18:53==(JR相模線)==19:17茅ヶ崎19:20==(JR東海道本線:JR計320円)==19:25辻堂
帰りの電車で、外はすでに真っ暗。早めに行動して良かったね。

◆メモ

  • 表尾根を歩いていて気になったのは「ハエが多い」こと。なぜ?まとわりついてくるので「鬱陶しい」です。虫除けスプレーも、あまり効果はありませんでした。
  • 烏尾山で飛び交うツバメを見かけました。もはや平地で見かけないので、すでに南の国に旅立ったと思っていましたが・・・?
  • 当分の間は筋肉痛で・・・大変でした。(弱!)
  • この項は読み飛ばしてけっこうです。
    国土地理院の地形図データ(2008年)では「・1209が行者岳」のようにも読めます。山と高原地図では以下のように変化していますが、現地表示と同じなのは2002年版です。
    地形図 1209地点
    標高/山名
    地形図 南東1180m圏ピーク(東峰)
    標高/山名
    山と高原地図
    2002年版
    1209/---- ----/行者岳
    2005年版 1209/行者ヶ岳 ----/----
    2008年版 ----/---- 1209/行者ヶ岳
    現地表示 1209/政次郎ノ頭
    標高点は手書き加筆
    ----/行者岳
    2010年版 ----/---- 1209/行者ヶ岳

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