■鐘ヶ嶽

トップページ > ハイキング&ウォーキング > 鐘ヶ嶽 更新日:2021年03月18日

◆日付・天気

2004年07月24日(土曜日) 天気:晴れ

◆コース(所要時間:3時間40分)

【起点】広沢寺温泉入口BS10:10…(15分)…10:25鳥居(1丁目)…(55分)…11:20浅間神社…(5分)…11:25鐘ヶ嶽お弁当ポイント[昼食]11:40…(20分)…12:00山の神…(10分)…12:10福神山…(50分)…13:00権現橋13:10…(10分)…13:20石切り場跡…(30分)…13:50別所の湯【終点】 KML地理院地図

◆コメント

朝起きて、「今日も暑いなぁ・・・」と萎えていました。クーラーを入れて自宅でゴロゴロしていても・・・よし!気合を入れて出かけよう!一応、「どこか行く?」と妻に聞いてみましたが、予想通り「こんなに暑いのに?」との回答。ならばひとりで鐘ヶ嶽(鐘ヶ岳、かねがたけ)へ。気になっていた「北尾根を下って別所温泉へ」のコースを探ってみました。
広沢寺(こうたくじ)温泉入口からのコースで厳しい急登はありませんが、山頂部の石段登りは疲れます。
北尾根コースは地形図に記載がなく、道標もありません。踏跡が薄い場所や交差する場所、また下草が育って見えにくくなった場所があります。読図や地形判断に自信のない方にはお勧めできません。
【添付】ウェブアルバムにも画像があります。Googleフォト

◆アルバム

【移動】辻堂08:33==(JR東海道本線・茅ヶ崎乗換えJR相模線:320円)==09:20厚木09:30==(小田急小田原線:120円)==09:32本厚木…厚木バスセンター09:40==(神奈中バス:350円)==10:18広沢寺温泉入口BS
広沢寺温泉入口BS 10:10 広沢寺温泉入口BSを出発。
前方の「←広沢寺温泉」の標識に従って左へ。車道はカーブしながら、やや登り。
【参考】最寄は鐘ヶ嶽BSですが、便が少ないので当バス停を起点にする方がよいでしょう。
あるいは先の上谷戸BS(【注】2006年にバス停名称が変更され、現在は「七沢BS」)から本コースに合流することもできるようで、その方がわずかに近いようです。
鐘ヶ嶽BS 10:15 やがて特徴的な山容のピーク、鐘ヶ嶽が正面に見えてきます。
車道を登りきったあたりに鐘ヶ嶽BS(鐘ヶ獄?)。道標と「せんげん道」の碑があります。
直進すると広沢寺温泉・玉翠楼に行ってしまうので、ここで右斜め前方に下る道へ。
一丁目 10:25 石造りの鳥居登山道入口
ここに1丁目の石碑があり、山頂近くの浅間神社(七沢神社)下の28丁目まで続きます。
登り始めは楽チン 最初は楽チン&快適。
ずっとこんな道ならいいけど、あの山容からすると上部は少しきびしくなるかな?
快適な尾根道も 8丁目。この辺りは雑木林の尾根歩き。風も抜けて気持ちいい。
墓 10:40 13丁目(位置確認番号[4])で「←上杉公内室の墓3分」に寄ってみます。

小さな墓所でした。歴史に疎く、碑文も読めない私は・・・引き返して元のハイキングコースへ。
十八丁目の展望
10:55 18丁目で開けます。東に横浜ランドマークタワー、新宿副都心が望めるそうですが、本日高温多湿でモヤがかかり、遠望利かず残念。
ピークは間近 鐘ヶ嶽のピークが近くに見えてきました。
太陽は出ているものの見渡す山々の山頂部はガスっぽく、見上げると、ところどころ怪しげな黒い雲。
落雷、夕立ちのないことを願いながら先へ。
きびしい登りの石段 11:10 石段の始まり。
登りきって見上げると、さらに石段・・・ふぅ・・・これを汗だくで登りきって見上げると・・・

また石段。鬼!
【注意】石段は一部、段奥行き(踏面)が狭いところがあるので慎重に。特に、雨で濡れた石段を下る場合は注意が必要でしょう。
浅間神社(七沢神社) 11:20 鳥居が見えたら石段は残りわずか。登りきると浅間神社の本殿。
ふぅ。汗だく。水を飲んで一息入れたら、「山頂へ2分」へ。
鐘ヶ嶽(561m) 11:25 鐘ヶ嶽(561m)。二体の石仏があり、小広く、伐採木(倒木?)を利用したベンチあり。
残念ながら木々が育ち、展望には恵まれません。
道標は直進で「広沢寺温泉 1時間20分」ですが、今日は非公認の北尾根下り。
経路のテープと踏跡を確認後、昼食。コンビニおにぎり2個は、あっという間に胃袋へ。
ここまで誰にも出会わず、山頂も私ひとり。こんな時はタバコを1本。
11:40 下山。
【注意】途中もそうでしたが、何度もスズメバチに因縁をつけられました。耳元で羽音がブンブンしても、じっと動かず石になります。「お願い、やめて!あっちに行って!」と願いながら。じっとしていれば普通は去って行きます。
この季節、甘いジュースや果物などは危険です。彼女らは肉も大好きなので、お弁当を広げる時は注意してね。そして、食べ残しを置き捨てたりしないでね。
もうひとつはアブ。チクリと痛いので見ると3cmぐらいで黄色く大きい。ショック死することはないので、大騒ぎせずとも大丈夫。
北尾根へ 赤、黄の粘着テープや黄、青の荷造りテープ。種類や色の違いは何なのでしょう?
道標などないので、テープと踏跡を見逃さないように。地図と地形を確認しながら。
防鹿柵 11:50 防鹿柵の扉を抜けて、柵沿いに下ります。急坂で滑りやすく、やや危険。(土を崩さないように気を付けてね。)

すぐに開けます。左(西)に三峰山から北に伸びる稜線。正面方向(南)は丸っこいピークの辺室山と、奥に仏果山〜経ヶ岳。
山の神 12:00 柵に沿って下ると平坦な場所に山の神の石祠。
ここは西に谷太郎林道終点や東に金翅(こんじ)に下ると思われる踏跡も交差しています。安易に踏跡をたどると間違います。祠の裏から北に続く道へ。
尾根道 気持ちの良い尾根道。でも、コースを外れぬように慎重に。
最初のピーク(福神山) 12:10 P420(ピーク(上))。誰が付けたか、真新しい「福神山420m」の山頂標あり。
北尾根の続きは左へ。
【補記】右奥に続く薄い踏跡もありました。別所方面に下れるのかも知れませんが未確認です。
おびただしい数のヒグラシ ピーク(下)は気付きませんでした。巻いていたのかな?
12:20頃 おそらく、ヒグラシを捕まえて遊んでいたこの付近のようです。

しかし、鐘ヶ嶽への登りからず〜っとセミだらけ。足元からブンブン飛び立つのでビックリします。
盛り上がった岩峰 12:30 盛り上がったコブでコースは左に向きを変えます。
このコブの手前の鞍部に右(東)に下る薄い踏跡があり、別所温泉に続くように思えたのですが・・・
まずは地形図の黒破線の小道に出るまで下ることにして、左の黄色いテープに進みました。
振り返るとふたつのピーク 12:35 コブを下ったところで振り返ると、ピーク(下)の奥にピーク(上)

石切り場跡の大岩で踏跡が交差していましたが、もう少し直進。
数分でまた分岐。少し悩みましたが、ここが地図の黒破線の小道のようです。
別所温泉へは右(東)のようですが、踏跡がはっきりしません。
探索のつもりで踏跡の濃い左(西)へ。正しければ谷太郎川の権現橋に出るはず・・・
山の神 下っていくと谷太郎川のせせらぎがはっきり聞こえてきて・・・

12:45 (振り返って)ここにも山の神
谷太郎川 植林の中を下ると建屋(何でしょ?)が見えてきて、その先に谷太郎川。汗だくの顔と手を洗いました。
橋はありませんが、岩を並べた渡り場があるので対岸へ。
権現橋 13:00 渡ったところは谷太郎林道の権現橋。合ってて良かった。とりあえず休憩。
このまま林道を煤ヶ谷(すすがや)に下ってバスで帰宅・・・も考えましたが、当初の予定の別所温泉へ。もう一度尾根に戻り、越えなければなりません。
【注意】「クマ出没注意! この付近でクマを目撃した情報がありましたので、ご注意ください。清川村」の新しい立て看板あり。
丸木橋の先に取り付き 「ようこそ! 山へ!!」さんのレポートで、「権現橋の先に取り付きがある。」というのを覚えていたので、確認のつもりでGo!

13:10 林道をにわずかに進むとガードレールの切れ目から小道。先には丸太橋。ここですね。
対岸の取り付きも迷うことなく発見。

河原では家族連れが10人ぐらい。ピクニックと水遊び。涼しそう・・・
大岩 13:20 道ははっきりしていて、10分程の登りで先ほど通過した石切り場跡の大岩。ここに出るのね。大岩〜権現橋はこちらのコースの方が無難ですね。

ここを東で別所温泉まで30分というのを知りませんでした。確かに薄い踏跡があったなぁ。
知らない私は、ここから北に下るか、南に登るかを思案。
この大岩に下る手前で気になった、鞍部の分岐を確認しよう!
植樹林を下る 石切り場跡から10分弱で先ほど通過したコブ。
越えた左(東)に見落としそうな踏跡があり、少し下ってみました。

植林内の山腹の道。
やがて踏跡は集まって、はっきりしてきました。大丈夫そうです。
林道に合流 13:40 あっけなく林道に合流(振り返って撮影)。電柱支線にテープあり。左に下れば別所温泉です。

試しに、右にしばらく進んでみました。林道の先はS字に曲がって車止めあり。
尾根に続きそうな踏跡を確認して引き返しました。
別所の湯 13:50 立派な建物が清川村ふれあいセンター・別所の湯。(温泉ではない)
お疲れさまでした。

◆おまけ

別所の湯で汗を流し、疲れた足腰を癒して極楽。服を着替えてさっぱり。終点に入浴施設があると助かります。塩を噴き、汗臭い格好で公共交通機関を利用するのはヒンシュクですものね。
この日は、さほど混雑していませんでした。近くの有名どころに隠れて、比較的穴場かも?入浴料金も良心的です。ちょっとした食堂(軽食)もあります。風呂上りのビールは最高でした。(^^#
また、バス便が少ない(1時間に1本)ので、時間調節ができて便利です。バス停までは歩いて10分弱です。
入浴料:700円(3時間まで)、ビール(中):500円
【参考】館内は禁煙です。喫煙室があるので、吸いたい方はこちらでどうぞ。

【移動】別所の湯14:53…14:58別所温泉入口BS15:08==(神奈中バス:430円)==15:45本厚木15:54==(小田急小田原線:130円)==15:57厚木16:02==(JR相模線・茅ヶ崎乗換えJR東海道本線:320円)==16:38辻堂

◆メモ

  • 浅間神社と七沢神社、どちらが正しいのでしょう。あるいはどちらでも問題ないのでしょうか?2社を併合して七沢神社に改めたとの資料もあり、地図は七沢神社です。ここでは厚木市HP、観光協会HPを参考にして浅間神社としました。
  • 北尾根では、ここで記述していない踏跡(それらしいのも含めて)がいくつかありました。地形を見ながら、頻繁に地図と照合する歩きでした。
  • コース中で出会ったハイカーは谷太郎林道で2人。他には小鹿1頭。あとはおびただしい数のヒグラシ。顔や体にブンブンぶつかってくるので少し怖いです。
    試しに10秒を数えながら歩き、飛び立つセミを数えてみました。平均すると、エイヤッで10匹。山中を歩いていた時間は約170分・・・と言うことは・・・170*60*(10/10)=10,200匹!本当かな?いずれにしても、一生分を見たって感じです。

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