■石垣山一夜城歴史公園

トップページ > ハイキング&ウォーキング > 石垣山一夜城歴史公園 更新日:2011年06月26日

◆日付・天気

2011年06月19日(日曜日) 天気:曇り・・・時おり雨がパラつきました。

◆コース(所要時間:3時間35分)

【起点】入生田駅08:15…(5分)…08:20長興山紹太寺総門跡...本堂...稲葉一族の墓...寿塔...しだれ桜トイレあり[1]...総門跡)09:10…(5分)…09:15生命の星・地球博物館トイレあり09:20…(1時間)…10:20石垣山一夜城歴史公園二の丸跡...展望台...本丸跡...天守台跡トイレありお弁当ポイント11:10…(40分)…11:50早川駅【終点】 KML地理院地図
【参考】[1] 紹太寺しだれ桜のトイレは仮設トイレです。

◆コメント

小田原市が「太閤一夜城と長興山史跡巡りコース」として紹介しているコースです。
しだれ桜で有名な紹太寺の幽玄に触れ、早川を渡ってターンパークを越えたら石垣山一夜城歴史公園です。
公園でお弁当・・・でもよかったのですが、今回は早めに行動して早川駅に下ったのち、小田原漁港近くのお食事処で昼食にしました。
【注意】紹太寺の墓所へは石段・石畳が続き、濡れると滑りやすいので注意が必要です。(特に下り)
【添付】ウェブアルバムにも画像があります。Googleフォト

◆アルバム

【移動】辻堂07:09==(JR東海道本線:480円)==07:42小田原07:51==(箱根登山電車・小田急線:220円)==08:02入生田
入生田駅を出発 入生田(いりうだ)で下車した人の中でウォーキング姿は私たちだけ。この時間だしね。
乗降客がいなくなった小さな駅舎で身支度。パラパラと雨。傘を出すかな?どうしましょ?

08:15 これぐらいの雨なら問題なし。出発!
紹太寺へ 駅から右に進み、1分ほどでガードがある┼字路。
まずは紹太寺を訪れ、再びここに戻ったのち、「石垣山・生命の星地球博物館→」に向かいます。
紹太寺 08:20 石積みの大きな総門(跡)を入ると長興山紹太寺(ちょうこうざんしょうたいじ)。
かつては広大な土地に七堂伽藍が配置された大寺院でしたが、幕末の火事で消失したとのこと。

消失を免れたかつての子院・清雲院が、現在の紹太寺
山門を入るとカヤ葺き屋根の本堂でした。境内案内図を見る(1200x996ピクセル)
石段を登る 参道に戻り、その上のY字路は左の石段へ。

石段と石畳を登り、老人ホームに続く舗装道を横切った先は、また石段!(全部で300段超)
【注意】石段・石畳は濡れると滑りやすいので要注意。
稲葉氏の墓 08:40 畑の先、最後の石段を登りきったところが「稲葉氏一族の墓」。薄暗く、少し不気味。
稲葉氏は江戸初期の小田原藩主で、ここが菩提寺。
三代将軍家光の乳母・春日局は初代正勝の母とのこと。

引き返して、次へ。
寿塔 舗装歩道を進んだのち、左の石段をひと登りすると「鉄牛和尚の寿塔」。
開山した鉄牛和尚の長寿を祝福して建立されたとのこと。
サワガニ 近くに沢があるので、あちこちにサワガニ
私はサワガニを見かけると・・・捕まえずにはいられません。
】マウスポインタを画像に重ねると、画像が切り替わります。
しだれ桜 08:55 最も有名なのは「長興山のしだれ桜」。
建立時の寛文9年(1669年)とすれば樹齢は約340年。高さ約13m、枝張り直径は約13mとのこと。
満開時はとても賑わうようですが、この時は私たちだけ。
でも、雑踏の満開より、静かな青葉の方が私の好み。
されど・・・すでに老木。樹勢も衰え、幾本もの枝の支えが哀れ。
歩道橋 舗装道を下り、ト字路の石段の参道に合流して・・・
0910 紹太寺をあとにしました。すでに雨は上がり、日頃の行いだね。

入生田駅方向に引き返し、箱根登山鉄道のガード下を抜けて歩道橋へ。

歩道橋国道1号を越えます。正面が目指す石垣山。
生命の星・地球博物館 09:15 特徴的な建物が生命の星・地球博物館
ここでトイレ休憩。

09:20 「石垣山一夜城歴史公園までのハイキング」の案内図を確認したら、出発!案内図を見る
太閤橋を渡る すぐに早川の左岸。アユ釣りの人たちが川に入っていました。
道なりに左岸を進み、先の太閤橋を渡ります。
広域農道の上り坂 関白沢沿いの広域農道。全線開通はまだ先ですが、最終的には湯河原に通じるようです。
沢の両岸はウメ畑やミカン畑。斜面を石垣で開墾した労力は大変だったでしょう。

大きな毛虫(クスサンの幼虫)がたくさんいました。大きさは男性の中指ぐらいで、毛むくじゃら。でも、魅惑の美しさ。大きな画像で毛虫を見る
階段へ 09:55 左に大きくカーブする手前で右側に短い歩行者道があり、その先が階段
【参考】走る車はなかったので、そのまま広域農道を歩いても良さそうでしたが、歩道がなくなったので階段へ。
早川石丁場群付近 登りきったら細い舗装道(林道?)に合流。道標に従って左へ。

広域農道を左下に見ながら山腹の斜面道。
この辺りが江戸城築城の際、石垣用に石を切り出した「早川石丁場群」のようですが、工事でどうなったのでしょう?
姫ノ水橋を渡る 再び広域農道に合流し・・・

姫ノ水橋を渡ってターンパイクを越えます。
ターンパイクを走るバイクの爆音が轟き・・・何が楽しいんでしょうね。
スダジイの古木 10:10 大きな木は「スダジイの古木」。
道標は「↓生命の星・地球博物館2750m/石垣山一夜城450m↑」。石垣山は近い。

「早川・片浦ウォーキングトレイル」の分岐を右に分けて進むと・・・
一夜城歴史公園 10:20 石垣山一夜城歴史公園。道標は「↓入生田駅3000m/早川駅2350m↑」
公園案内図を見る(1200x637ピクセル)

まずは二の丸へ。
石垣 豊臣秀吉が小田原攻めの本営として、ここに総石垣の城を築いたことから石垣山と呼ばれるようになった、とのこと。

当時の石垣・・・かな?
二の丸跡広場
広い芝生の広場が「二の丸跡」。ベンチもあり、昼食場所によいでしょう。
ちなみに、「一夜にして築いたように思わせた。」という伝承(下記)から「太閤の一夜城」とも呼ばれますが・・・
実際は「のべ4万人が動員され、約80日間が費やされた。」とのこと。
【伝承】山頂の林の中に塀や櫓の骨組みを造り、白紙を張って白壁に見せかけ、一夜のうちに周囲の樹林を伐採して姿を現したので、小田原・後北条軍は「秀吉は一夜にして城を築いた!」と驚き、士気を失った。

後北条主力は小田原城にろう城したとは言え、何の情報もなく、全く気付かなかったとは考えられない。(何しろ大工事だ。)
小田原側は石垣山での工事は知りつつも、その完成が決定的な打撃となって降伏したことは、おそらく事実。これを豊臣側がおもしろおかしく吹聴したのでは?私見です。
展望台 公園北端の展望台
正面に紹太寺近くの老人ホーム、眼下に生命の星・地球博物館。
あの辺りから歩いて来たんだね。
澄んだ日には神山〜明神ヶ岳〜丹沢山塊が見えるようですが、この日は残念。
なので、展望図を見ながら想像。
本丸跡 10:40 二の丸跡から「本丸跡」。木々に囲まれた静かな空間。
ザックを下ろして、ここで休憩。今日のおやつはドーナッツだよ!

一帯はシャガが群生し、中央には小さな神社。
「物見台」(展望台)からは小田原城がよく見えます。
小田原漁港を見る 東は西湘バイパスの早川IC。その手前が小田原漁港
漁港付近のお食事処で昼ごはんにしようね。(妻:ヨダレ)

ザックを背負い、天守台、南曲輪へと進み・・・

11:10 再び公園入口。それでは早川駅へ。
この先は、石垣山農道(舗装)を一途に下ります。
参陣した武将たち 途中にある「石垣山に参陣した武将たち」の説明板(8箇所)。これは豊臣秀吉。
ちょうどこの日はNHK大河ドラマ「江」で小田原攻めの回。石垣山は出てくるかな?
小田原市街を見る
左(北〜東)が開けます。好天に恵まれれば、丹沢・大山もよく見えるようです。
(妻:小田原漁港が近づいてきた!)
早川駅 東海道新幹線の高架下付近は道が分岐しますが、道標がしっかりしているので従います。

東海道本線のガード下をくぐり、国道135号に出たら右へ。

11:50 小さな駅舎の早川駅
お疲れさまでした・・・じゃなくて、これからお食事処へ。(妻:腹減った!)

◆おまけ

昼食 11:55 本日の昼食は「港のごはんやさん」。(妻:限界じゃ!)
他にも魚市場内の食堂や、さかなセンター周辺にも食堂があります。

12:15 私は「金目煮付け定食(1100円)」、妻は「あじセット定食(1000円)」。
ビール(500円)で乾杯!いただきまーす!
小さな店内は、やがて満員。そして入口は行列。セーフ!
さかなセンター 12:40 食後は付近を探検。「小田原さかなセンター」は、かなりの賑わい。
試食品を味見したりして、いくつかおみやげを買って、本日はここまで。
お疲れさまでした。
【移動】早川13:06==(東海道本線:570円)==13:38辻堂 乗り継ぎがないと、楽ちんだね。

◆メモ

  • 「入生田」は、駅名が「いりうだ」、地名は「いりゅうだ」なのでしょうか?よく分かりません。
  • 夏場は虫除けスプレーを持った方がよいでしょう。
  • 「石垣山に参陣した武将たち」の解説板ですが・・・「淀殿」と「千利休」は違うでしょ?彼らは慰めに秀吉に呼ばれただけ。
    確かによく見れば「武将など」の記述もありましたが。

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