■ヤマトリカブト(山鳥兜)

トップページ > 季節の花たち > ヤマトリカブト 更新日:2015年07月17日

全体(明るい草地) 【科名】キンポウゲ科 【別名】--
【撮影】2006年09月下旬 南足柄市/箱根町・明神ヶ岳

山地の林や草地に生えます。
全ての部分(特に根)にアルカロイドの一種、アコニチンという猛毒を含み、食べると神経が麻痺して・・・死にます

花(花びらに見えますが、正しくは萼)は青紫色で変な形。舞楽で使う鳥兜(鳥甲)に似ているから・・・とのことですが、見たことあります?以下のサイトが参考になります。(新しいウィンドウで開きます)
風俗博物館 >日本服飾史資料 >平安時代 >舞楽萬歳楽 マネキンがかぶっているのが鳥兜(鳥甲)です。

【MWの関連ページ】明神ヶ岳
全体(暗い林下) 育つ環境で姿がずいぶん異なります。
暗い林の斜面では細い茎がひょろりと斜上し、花数は少なめです。(左の写真)
明るい草地では太い茎で直立し、多数の花が集まって咲きます。(上の写真)
宮ヶ瀬湖の南の高畑山では2mにも育ったヤマトリカブトを見てビックリ!
花(正面) 花(横から、後ろから) 花は長さ3cmぐらい。5個の萼片は星型の位置に並び、上部の1個は袋状です。
正面からのぞくと、多数の雄しべが見えますが、内部の花びらまでは見えません。
つぼみ 果実 :開花前の萼は青紫色を帯びます。ソラマメみたい!

:3羽のペンギンが背中合わせに立つような果実。雌しべは普通3個なのでこんな形。

全体 【撮影】2002年10月下旬 秦野市/伊勢原市境・高取山

私だったら秋の七草のひとつに入れたいですね。

【MWの関連ページ】蓑毛越・高取山

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