■テイショウソウ(ていしょう草、禎祥草?)

トップページ > 季節の花たち > テイショウソウ 更新日:2015年10月29日

テイショウソウ(全体) 【科名】キク科 【別名】--
【撮影】2015年10月中旬 三島市・山中城跡

山地の木陰に生え、高さは脛〜膝。ここで見たのは脛ぐらい。
薄暗い場所なので、やや物寂しさを感じます。
カシワバハグマに似ますが、大きな違いは葉がつく位置。カシワバハグマは茎の中央部、テイショウソウは茎の下部です。
名前の所以は不明とのこと。なので「禎祥草」は不確かです。
神奈川県レッドデータブック 2006 WEB版検索すると「絶滅」ですが、箱根を越えた静岡県では自生しているのね。

【MWの関連ページ】箱根旧街道(西坂)
花序花(横から)葉
上左:茎は枝分かれせずに直立し、総状に頭花(小花の集まり)をつける。(白いイソギンチャクに見えるのが頭花)
上中央:頭花は直径1.5cmぐらい。3個の小花(しょうか)からなり、小花は白い筒状花で、細長く5裂してひねりが入る。なので頭花は3個の突き出た雌しべ(合着した雄しべが筒状に囲む)と15個の白い花びらのように見えます。
上右:葉は茎の下部に5個程度が集まって輪生状につき、土を被っていると根生のように見えます。長い柄があり、卵状ほこ形。この子は縁が浅裂。多くは淡緑色の斑紋があります。悲しいかな、虫に食われて穴だらけ。

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