■ミソハギ(禊萩)

トップページ > 季節の花たち > ミソハギ 更新日:2016年08月05日

ミソハギ(全体) 【科名】ミソハギ科 【別名】--
【撮影】2010年08月中旬 鎌倉市・広町緑地

山野の明るい湿地に育ち、よく群生します。
また、盆の頃に咲くので仏花や盆花として、田の縁などで栽培されます。
高さは膝〜腹。小さな花が集まって咲き、紅紫色が華やか。
ミソハギとイチモンジセセリ 祭事の禊(みそぎ。水で身を洗い清め、けがれを落とすこと。)に関連し、花の色がハギに似るので「ミソギハギ」。これが変化して「ミソハギ」とのこと。
または水辺を好むので「溝萩」との説もあるようです。
同じ仲間(ミソハギ属)はエゾミソハギ
サルスベリも同じ科ですが、花の趣はずいぶん異なります。
花(6弁) 花(5弁) 茎は上部で分枝し、葉腋に数個の花が咲きます(集散花序)。
花弁は普通6個(4〜6個)でシワシワ。花は直径1.5cmぐらい。
雄しべと雌しべの長さで3つの型があるそうです。
葉(十字状に対生) つぼみ(萼と付属片) :葉は交互に直角に対生し、上から見ると十字形。

:つぼみ。茎は四角柱(4稜形)。茎も萼筒も無毛。
萼筒の先端は6浅裂し、萼片は三角形。(つぼみの時、萼片は雪印6Pチーズのように花冠を蓋している。)
萼片の間から出ている針状が付属片で、これが開出するのがミソハギ。エゾミソハギは直立します。
表1 見分け方
葉の基部 萼片の付属片
ミソハギ 茎を抱かない 無毛 開出(主軸から直角に開く)する
エゾミソハギ 茎を抱く 萼や茎に毛がある 直立する

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