■コセンダングサ(小栴檀草)

トップページ > 季節の花たち > コセンダングサ 更新日:2012年10月31日

コセンダングサ(全体) 【科名】キク科 【別名】--
【撮影】2012年10月下旬 藤沢市・境川

荒れ地や河原などで群生します。よく枝分かれし、単独ではヒョロっとしていますが、群生するとワサワサ。高さは膝〜腹ぐらい。
代表的な「ひっつき虫」(「くっつき虫」、「ひっつきもっつき」などとも言う)です。
同じ仲間のセンダングサに比べて小型なのでこの名、とのこと。
コセンダングサ(葉) 葉は対生し、3または5個に全裂。
枝先の葉は単葉で互生することもあります。
頭花頭花(白い筒状花あり)頭花(白い舌状花似あり)
上左:頭花は直径1cm弱。舌状花はなく、黄色い筒状花だけ。でも、他の頭花もよーく見ると・・・
上中央:5個ぐらいの白い筒状花がある頭花もあります。さらに・・・ 上右:少数ながら白い舌状花のような(正確には内側は小さな2片、外側は大きな3片の筒状花)小花もありました。
【参考】白い舌状花があればシロノセンダングサ(別名コシロノセンダングサ。コセンダングサの変種。)ですが、株の全ての頭花に白い舌状花があるわけでもなく、黄色い筒状花だけの頭花の方が多数だったので違うようです。
コセンダングサとシロノセンダングサの雑種をアイノコセンダングサとする資料もありましたが・・・いずれにせよ両者の中間種のようです。
未熟な果実 熟した果実⇔冠毛拡大 :花後、未熟な果実(痩果)の集合は俵形。先端の冠毛(タンポポの綿毛にあたる部分)は芒(のぎ。剛毛状のトゲ)状になり、未熟でも衣服に絡み付きます。

:熟すと放射状に広がります。痩果は細長く、先端の芒状の冠毛を含めて13mmぐらい。冠毛は2〜4個で、かえし(もどり)になった細かいトゲがあります。衣服にくっつくと、はらったぐらいでは取れません。
】マウスポインタを画像に重ねると、画像が切り替わります。

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