■キツネノカミソリ(狐の剃刀)

トップページ > 季節の花たち > キツネノカミソリ 更新日:2014年10月22日

キツネノカミソリ(群生) 【科名】ヒガンバナ科 【別名】--
【撮影】2010年08月中旬 鎌倉市・広町緑地

山野や林縁に生え、高さは脛〜膝。黄赤色の花がよく目立ち、遠目にはユリの仲間のように見えます。
細長い葉の形をカミソリにたとえてこの名、とのことですが、なぜ「キツネ」なのでしょうね。
キツネノカミソリ(全体) 早春にスイセンに似た葉が生え、夏になると枯れます。
葉が枯れた後に花茎を伸ばして花が咲き、なるほどヒガンバナに良く似ています。
花期はキツネノカミソリがお盆の頃、ヒガンバナは秋のお彼岸の頃。
つぼみ 花(正面) :つぼみ。花茎の先に散形状に3〜5個の花がつく。

:花被片(花冠と萼を合わせた総称を花被と言い、特に区別が難しい場合に使われる。個々の要素を花被片と言う)は6個。
花(横から) 雄しべが突き出し気味 :花被の基部は筒状に合着し、先端はラッパ状に開く。
雄しべの長さは花被片とほぼ同じ。(雄しべは花冠から突き出ない)

:花が大型で、雄しべが花から長く突き出るオオキツネノカミソリという種類もあるそうです。
この子は、やや突き出ているように見えますが・・・はて?

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